スイージーファニチャー



スイージーファニチャーは、滑らかな曲線のデザインが特徴です。この形には、ウッドワンの使い手を思う気持ちが詰まっています。



「ほっとする手ざわり」を大切にしたい





脚と幕板(※)が滑らかな曲線でつながっているデザインが特徴的な、スイージーファニチャー。無垢の素材を使っているからこそできる加工ですが、研磨時に少しでも削りすぎると、組み上げた時にこの曲線がずれてしまいます。そこで、この曲線部分の最終的な研磨は、職人が手作業で行っています。高い加工精度によって、「ほっとする手ざわり」が生まれているのです。

※幕板(まくいた)……幕板とは、テーブルや椅子の脚と脚の間に取り付けられている板で、脚と天板がぐらつかないよう、強度を増す役割があります。




やさしい手ざわりのひみつ



スイージーファニチャーは、幕板を真下からではなく、斜め下からネジ止めしています。真下から止めた場合、ネジ穴部分のギザギザが手や脚に触れてしまうかもしれません。日常の動作の中で、身体が触れるかもしれない部分には、人を傷付けるものが無いように、できるだけ優しく、どこに触れても滑らかな手ざわりに……という思いを込めて、お作りしています。どこを触っても、すべすべとやさしい手ざわりと安心感は、こうして生み出されています。





このデザインの良いところ



①シンプルなデザイン



木の表情を生かしたとてもシンプルなデザインなので、どんなインテリアにも自然に溶け込みます。天板の厚さは25㎜。無垢の質感が十分に感じられる厚さで、使い込むほどに木の色合いが深まっていくのをお楽しみいただけます。樹種はニュージーパイン®ナラ(オーク)ウォールナットメープル の4樹種(5種類)からお選びいただけます。

(写真は「ナラ節あり」です)



②足元が広い



テーブルの脚は、天板の端ぎりぎりのところに付いています。これによって、テーブルの脚が邪魔にならず、足元の空間が広くなります。ひじ掛けのある大きめのダイニングチェアも、ゆとりをもって置ける設計です。





③焼き印



スイージーファニチャーの裏側にある焼き印は、1点ずつ、手押しで仕上げています。そのため、どの焼き印も少しずつ違っています。手間はかかりますが、それぞれ表情が異なる無垢の木には、均一なプリントよりもこちらの方が似合っているのです。





安心して長くお使いいただくための工夫



①汚れにくい塗装



スイージーファニチャーの塗装は、1点ずつ手で吹き付けて塗装しています。キッチンの塗装と同じ性能の特殊ウレタン塗装をほどこしているため、水にも強く、耐汚染性も優れています。うっかりコーヒーをこぼしてしまっても、あわてることはありません。さっとふき取るだけで、お手入れは簡単です。



②アジャスター内蔵



テーブルの4本の脚には、全てアジャスターが内蔵されています。ガタつきが気になる場合には、クルクルと回転させるだけで、脚の高さを微調整することができます。





③そり止め



テーブルを裏から見ると、3本のそり止め(天板の裏を横切っている木材)が入っています。無垢の木は、温度や湿度の変化で反ってしまうことがあります。その木の動きを抑えるため、このサイズには少し多すぎるほどの、3本のそり止めを入れています。「無垢の木だから反ってしまうかも」というご心配は無用です。そり止めに金属を使用するテーブルも多い中、スイージーファニチャーでは丸ごと木で作りたいという思いから、そり止めにも木を使用しています。





④寸法安定のための十分な養生期間



無垢の木は、日々の温度や湿度の変動でわずかに伸び縮みし、テーブル天板表面が凸凹してくることがあります。これを抑えるため、スイージーファニチャーでは天板製作工程で無垢の木を接着剤で貼り合わせた後、3週間前後、一定の環境下で寝かせています。そうすることで接着剤の水分が木に均一に馴染んでいき、寸法変化の少ないテーブルになります。



無垢の木を使う理由



ウッドワンは、たとえ作るのに手間と時間がかかっても、本物の木の素材を使うことを大切にしています。なぜなら、無垢の木で作られた製品は、年月を経るにつれ少しずつ色合いが深まり、魅力が増していくからです。ひとつとして同じものが無く、使うほどに良くなっていく本物の木の味わいを、ぜひ毎日の暮らしの中で感じていただきたいと考えています。