オークについて

オークについて

1. オークってどんな木?

オークは、ブナ科コナラ属のうち落葉性の樹種を指し、日本では「ドングリ」のなるナラの木として親しまれています。ただ、木材としてのオーク材とナラ材は区別され、オーク材は主に北米原産、ナラ材は日本や中国、ロシア原産とすることが多いようです。
オークは長寿で大木になりやすく、その威風堂々とした佇まいから、ヨーロッパでは“King of Forest(森の王様)”と呼ばれています。神話や宗教のなかでも重要な樹木として扱われており、多くの風習や言い伝えがあります。

オークは、硬く強い性質により、良質な家具材や床材、船材などとして古くから世界中で使われてきました。液体などの透過性が低く、腐朽にも強いこと、また香味成分となるタンニンが多く含まれて香りづけにもなることから、ウイスキーやワインを保存する樽の材料としても珍重されています。樽の材料のほとんどは北米産のホワイトオークです。

2. 木の表情について

力強い木目が特徴でもあるオークは、板目に取れば波線形の木目が楽しめ、柾目に取ると一転して穏やかで優しい木目が楽しめます。また、オーク材独特の、虎の毛のような斑点模様の木目【虎班(とらふ)】が現れるものもあり、一本の丸太で多彩な表情を見ることができます。オークは塗料の乗り具合が良く、仕上げによってさまざまな美しさのバリエーションが楽しめるのも魅力です。

【木目】

オークなどの環孔材(かんこうざい)(※)は道管が年輪に沿って並んでいるので、木目がはっきりと表れやすいという特徴があります。この豊かな表情が好まれ、オークは古くから高級家具などに使われています。木目は使い込むほどに味わい深くなっていきます。

※環孔材…木が根から水を吸い上げるときの通り道となる道管が、年輪に沿って規則正しく並んでいる材。

【濃淡】

淡かったり、赤みがかっていたり、木の色合いは同じものが二つとありません。木が心材化(※)すると木に含まれる成分が変化して色が濃くなりますが、その色合いは個々の木で千差万別。板状につなぐと、目に心地よい自然な濃淡のコントラストが生まれます。

※心材化…生きた細胞が死んで堅くなり、湿気に強くなること。

【入り皮(いりかわ)】

木が成長する間には、台風が来たり鳥につつかれたりと、何かの原因で樹皮が傷つくこともあります。その場合は、樹皮のすぐ下にある形成層(※)が、傷ついた樹皮を取り込んで修復しながら成長を続けます。これが「入り皮」。木の強い生命力の証です。

※形成層…春から秋にかけて細胞分裂を行い、樹幹を大きくする組織

【虎班(とらふ)】

オーク材には幅の広い放射組織(※)があり、柾目面に銀色の班となって表れます。これを「虎班」といい、光の加減によってキラキラ光るなど見え方が変わります。オーク独特の紋様として、古くから大切にされています。

※放射組織…木が成長するのに必要な栄養分を貯蔵する部分で、繊維方向に直行した組織

【葉節(はぶし)・ピンノット】

オークやウォールナット、メープルには、直径1~2㎜ほどの小さな節が見られることがあります。これは木の幹に細く小さな枝がついて自然に枯れ落ちた跡で、「葉節」といいます。別名は「ピンノット」。人間でいえばホクロのようなもので、小さいながらも、多彩な木目に個性的な表情を添えます。

3.カラーバリエーション

オークは木目がはっきりと現れやすいことが特徴。また濃淡も出やすいので、いっそう豊かな表情を楽しむことができます。色合いは明るすぎず、濃すぎず、幅広いインテリアに調和。ミディアムトーンがお好みの方はそのままのクリア塗装か、やや赤みを加えたミディアム色を。より落ち着いた感じがお好みであれば、ダーク色がおすすめです。

クリア塗装

木の色をそのまま活かしたクリア塗装

ミディアム色

時を経たオークをイメージした、少し赤味がかった色

ダーク色

木目が際立つ、落ち着いた色合い。和の空間にも合わせやすい

4.木の色の変化「経年美化」

オーク材の色合いは、年々少しずつ赤みを増すように変化していきます。時を重ねるほどに増していく艶や美しい表情をお楽しみください。