桧について

桧について

1. 桧ってどんな木?

桧は日本では杉に次いで多く植林されている針葉樹。桧という名前は、神事などに使う火をおこす木「火の木」が語源といわれています。その卓越した強度や耐久性により、桧は日本を代表する木材として、古くからあらゆる建築のさまざまな部位に用いられてきました。桧の優秀さは、法隆寺の五重塔が1,300年以上も変わらず建ち続けていることからもわかります。また、桧が付く言葉には舞台、御殿、風呂などがあり、今も特別感を表すものとして残っています。

桧材で作られたまな板がよく使われているように、水や菌に強い桧とキッチンの相性は抜群。そして何より、心地よい香りが特徴です。これは桧に含まれるフィトンチッドという成分によるもので、森林浴のようなリラックス・リフレッシュ効果をもたらすことが知られています。またそれだけでなく、フィトンチッドには、殺菌作用や防虫効果があり、これが建造物を長持ちさせる理由にもなっています。国産桧を日常の暮らしに取り入れることは、日本の森林保全にもつながります。

2. 木の表情について

桧の心材は、淡いピンク色や薄い黄褐色。辺材は白色に近く、柔らかい色合いです。きめ細かな木肌や、くっきりと色濃く浮かんだ木目、美しいツヤのある表情が魅力的。

【濃淡】

淡かったり、赤みがかっていたり、木の色合いは同じものが二つとありません。木が心材化(※)すると木に含まれる成分が変化して色が濃くなりますが、その色合いは個々の木で千差万別。板状につなぐと、目に心地よい自然な濃淡のコントラストが生まれます。

※心材化…生きた細胞が死んで堅くなり、湿気に強くなること。

【葉節(はぶし)・ピンノット】

材の中に直径1~2㎜ほどの小さな節が見られることがあります。これは木の幹に細く小さな枝がついて自然に枯れ落ちた跡で、「葉節」といいます。別名は「ピンノット」。人間でいえばホクロのようなもので、小さいながらも、多彩な木目に個性的な表情を添えます。

【入り皮(いりかわ)】

木が成長する間には、台風が来たり鳥につつかれたりと、何かの原因で樹皮が傷つくこともあります。その場合は、樹皮のすぐ下にある形成層(※)が、傷ついた樹皮を取り込んで修復しながら成長を続けます。これが「入り皮」。木の強い生命力の証です。

※形成層…春から秋にかけて細胞分裂を行い、樹幹を大きくする組織

【節かげ・交走木理(こうそうもくり)】

節の影響で周囲の木目がゆらぎ、筋状の模様が生まれたもの。細胞の並びかたが直線的ではない「交走杢理」という状態でもあり、不思議な奥行きを感じる表情になります。

3.カラーバリエーション

桧材の魅力は、きめが細かく均一な木目、明るく光沢のある木肌です。この桧材の良さを活かすため、本来の桧らしい色合いを長くお楽しみいただけるクリアホワイト塗装を施しました。

クリアホワイト塗装

桧本来の色を楽しめるクリアホワイト塗装

4.木の色の変化「経年美化」

桧材は時を重ねるごとに乳白色から飴色に変化します。また、木に含まれる油分でツヤを増していきます。時を重ねるほどに変化する美しい表情をお楽しみください。