メープルについて

メープルについて

1. メープルってどんな木?

メープルは和訳するとカエデになり、一般的に「モミジ」として知られる落葉高木です。日本では、主に欧米から輸入するものをメープル材、北海道や東北など国産のものをカエデ材として区別されています。
メープルの仲間は世界で数百種類も存在しているといわれていますが、そのほとんどは北半球に分布しています。多少の違いはあれど、木肌は白っぽく、木目は薄い赤褐色。組織が密なため、キラキラとした光沢があり、明るい雰囲気で人気の樹種です。その美しさから、メープルは「木の大理石」「木の真珠」とも呼ばれ、ギリシャ神話では「幸せを呼ぶ木」として登場します。

材としてのメープルは「ソフトメープル材」と「ハードメープル材」に大別されます。文字通りハードメープルのほうが硬く、住宅部材や家具に使われるのは、ほとんどがハードメープル材。他にも高級車の車内パネルや、バイオリンなどの楽器のパーツにも幅広く使われています。楽器に使われるのは見た目だけでなく、ハードメープル材の硬さが音の持続性に効果的であるほか、負荷のかかりやすいネック部分にも向いているからのようです。また、衝撃や摩擦にも強いため、ボウリングのレーンやピン、さらには野球のバットなどにまで使われています。

2. 木の表情について

メープルは木目が淡く穏やかな印象で、やや赤みのある色調には高級感も漂います。ほどよい濃淡があるので単調にもなりません。緻密な木肌は、毎日触れて心地よいしっとり感があります。

【濃淡】

淡かったり、赤みがかっていたり、木の色合いは同じものが二つとありません。木が心材化(※)すると木に含まれる成分が変化して色が濃くなりますが、その色合いは個々の木で千差万別。板状につなぐと、目に心地よい自然な濃淡のコントラストが生まれます。

※心材化…生きた細胞が死んで堅くなり、湿気に強くなること。

【入り皮(いりかわ)】

木が成長する間には、台風が来たり鳥につつかれたりと、何かの原因で樹皮が傷つくこともあります。その場合は、樹皮のすぐ下にある形成層(※)が、傷ついた樹皮を取り込んで修復しながら成長を続けます。これが「入り皮」。木の強い生命力の証です。

※形成層…春から秋にかけて細胞分裂を行い、樹幹を大きくする組織

【節(ふし)】

木の成長過程において枝の付け根部分が幹に包み込まれることで発生したものです。

節かげ・交走木理(こうそうもくり)

節の周りの組織であり、柾目の場合、木目と直行方向に筋が入ったように見えるものです。

3.カラーバリエーション

メープル材の魅力は、きめが細かく木目が主張しすぎない、光沢のある木肌です。メープル材の良さを活かすため、クリア塗装のみとし、本来の素材感をそのままに活かしました。白のワークトップやキッチン小物を合わせると、朝日が似合うナチュラルな雰囲気となり、グレー系を合わせると大人らしい落ち着きが生まれます。

クリア塗装

木の色をそのまま活かしたクリア塗装

4.木の色の変化「経年美化」

メープル材は時を重ねるごとに乳白色から飴色に変化します。また、木に含まれる油分でツヤを増していきます。時を重ねるほどに変化する美しい表情をお楽しみください。