1. ウォールナットってどんな木?
ウォールナットは、クルミ科クルミ属の落葉広葉樹。クルミは紀元前7,000年頃から人類が食していたとされる最古の木の実です。日本でも福島県南相馬市で、縄文時代後期の地層からカゴに入れられたクルミの化石が発掘されており、クルミと人間が太古から深い結びつきを持っていたことがわかります。
しかし、木材の世界ではウォールナットとクルミは別物で、「ウォールナット材」は北米産のブラックウォールナットを指し、「クルミ材」は日本産や中国産などのオニグルミを指す場合がほとんどです。大きな違いは色で、前者は濃いブラウン、後者はやさしく明るい色合いです。流通量としてはウォールナット材のほうが断然多く、チーク、マホガニー、アッシュと並んで世界四大銘木の一つに数えられます。

衝撃にも強く割れにくいという特性を活かして、ライフルの銃床に使われたりもしています。さらに建築材としても人気が高く、ドア、フローリング、造作材などに用いられ、重厚感ある落ち着いた風合いは日本でも大変好まれています。

2. 木の表情について
深みのある褐色、ツヤのある質感、整った木目、耐久性の高さや狂いの少なさなどがウォールナット材の特徴で、欧米では古くから家具材や装飾用材、さらには楽器の素材として利用されてきました。
【濃淡】

淡かったり、赤みがかっていたり、木の色合いは同じものが二つとありません。木が心材化(※)すると木に含まれる成分が変化して色が濃くなりますが、その色合いは個々の木で千差万別。板状につなぐと、目に心地よい自然な濃淡のコントラストが生まれます。
※心材化…生きた細胞が死んで堅くなり、湿気に強くなること。
【葉節(はぶし)・ピンノット】

オークやウォールナット、メープルには、直径1~2㎜ほどの小さな節が見られることがあります。これは木の幹に細く小さな枝がついて自然に枯れ落ちた跡で、「葉節」といいます。別名は「ピンノット」。人間でいえばホクロのようなもので、小さいながらも、多彩な木目に個性的な表情を添えます。
【節かげ・交走木理(こうそうもくり)】

節の周りの組織であり、柾目(まさめ)の場合、木目と直行方向に筋が入ったように見えるものです。
3.カラーバリエーション
ウォールナットの魅力は、なんといってもその色にあります。赤紫を帯びた暗褐色は、重厚感があり、ヴィンテージテイストのインテリアともよく合います。

クリア塗装
木の色をそのまま活かしたクリア塗装
4.木の色の変化「経年美化」
ウォールナット材は紫外線によって少しずつ黒味が抜け、明るく、ツヤを増すように変化していきます。時を重ねるほどに増していく艶や美しい表情をお楽しみください。
